OECF
カメラの特性カーブ測定は最も重要なテストの一つです。その結果として得られた関数は光電変換関数(OECF)と呼ばれます。
OECF測定は、ISO規格14524と15739に基づいてよく知られたチャート、TE264,TE269,TE270Xの何れかを使用して行うことができます。これら標準チャートでは、ハーフトーン・プロセスを使って、グレー・レベルがリソグラフ・フイルム上に作成されています。これらは高解像度のカメラの場合、問題が生じることがありますが、この問題はカメラを僅かにディフォーカスすることで解決できます。
さらに(携帯内蔵カメラのように)、ディフォーカスがオプションとして選択できないカメラ用に、オプションとして細粒度の写真材料を使ったTE264のXバージョンを作りました。TE264Xは、コントラストレベルが1,000,000:1までのほとんどすべてのもので提供しています。
波形モニター用には、水平グレースケールを持つTE223を推奨します。
マニュアル露出制御のないカメラはTE270Xを使ってテストできます。オート露出を働かなくするためにチャートの中央に2枚の偏光フィルターを使用しています。これらのフィルターを回転させることにより、テストチャート中央部の濃度(透過率)を調整することができます。
TE269は最新のチャートで、36個のパッチがありより多くのデータが収集できます。最適なOECFチャート(TE269A, TE269B, TE269C)の選択は、通常テストされるデバイスのダイミックレンジに依存します。チャートはテストされるカメラの予想ダイナミックレンジより高いコントラスト比を持つものでなければなりません。ハイダイナミックレンジテストチャートTE269Cの場合、LG3のような高照度照明装置と合わせて使用することが推奨されています。
主要なOECFチャート
※チャート番号をクリックすると、IE社サイトの情報が
表示されます。
※下記チャートは、画像解析ソフトウェアiQ-Analyzer-X
での解析が可能です。
・TE264 : OECF20チャート(ISO規格14524/15739準拠)
・TE269 : OECFチャート(ISO規格 14524/15739準拠)
・TE270X : OECFチャート(ISO規格14524 / 15739準拠)
・TE223 : HDTV対数グレースケール・テストチャート
▲TE264
▲TE269
▲TE270X
▲TE223
iQ-Analyzerによる解析結果例
動画による製品紹介
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・OECFおよびノイズの概要